入退室システムをオフィスや建物の入り口など、規模に合わせて導入することでさまざまな効果が期待できますが、具体的にはどういったものがあるのでしょうか。特に期待できる3つ効果をご紹介します。
・セキュリティの強化
個人の入退室を記録できるタイプであれば、誰が・いつ入退室したのかを管理できます。防犯カメラとの連携により、1回の認証で2人以上の入退室する「共連れ」といった不正をアラートや警告メッセージを表示して防ぎます。また、フロアごとに入室権限を設定することで、従業員による機密情報の持ち出しといった不正も防ぎ、外部と内部の両方からセキュリティ強化できます。
・正確な勤怠管理
入退室システムと人事管理システムを連携することにより、従業員の勤務時間が正確に把握できます。タイムカードの押し忘れや人的な事務処理による計算ミスも発生しません。働き方改革を推進する企業では、それまで月末の事務処理で把握していた時間外労働(残業時間)をリアルタイムで可視化し、即座に従業員への個別面談で啓発することで、慢性的な長時間労働を回避することも可能です。
・コスト削減
正確な勤怠管理をシステム上で処理することにより、労務管理の工数が大幅に削減できます。従業員数が多い企業ほど事務処理にかかる時間や人員のコストが大幅に削減を見込めます。小規模オフィスでアナログ管理していた企業は、事業拡大により従業員数やオフィスが一定数増えた段階で入退室システムを導入検討することも多いです。