顔認証の認証方式は、画像を読み込んで判定する「2D認証方式」と、赤外線カメラを使って顔を立体的にスキャンし、さらに多くの情報を読み取る「3D認証方式」の2種類があります。
2D認証方式
その名の通り、写った画像を2D、平面で認識して顔のパーツをデータと照合し、顔認証を行うものです。髪型や帽子、マスクなどで正常に認識されなかったり、暗いところでは認証精度が下がったりするなどの問題がある点がデメリットです。また、平面で認識するという特徴から、写真でのなりすましもできる可能性があることが弱みです。この2Dのデメリットを補完するために、2Dと3Dを組み合わせた顔認証システムも存在します。
3D認証方式
2Dで行う顔認証方式に加え、赤外線を利用し、顔の凹凸など骨格までも顔データを認識し、データベースと照合するものです。メイクや髪型などに影響されず、高い精度で本人を特定できます。凹凸を識別するため、写真でのなりすましは難しいことも特徴です。ただし、赤外線が搭載された特定の読み取り用デバイスが必要となります。