顔認証なりすまし対策③


・生体検知でなりすましを防止するシステム
生きた人間の顔なのかどうかという「生体検知」を行うことで、撮影された画像がプリントされた写真や、3Dマスクなどの偽造物でないことを確認できるシステムも存在します。このシステムでは「生きているか」という部分に焦点を当てて認証しているため、例えば3Dプリントされたフェイスマスクなどを使用しても、なりすましは不可能に近くなります。

生体検知に関して、一般的には瞬きや、顔を振る、笑顔になる、肩をすくめるなどの動作を求められますが、弊社の顔認証AIのシステムは認証の際に前述したような動作を求めることはありません。数百万枚の画像を学習させることで実現、結果、なりすまし不正にみられる特徴の自動検知に成功しました。

プリント写真や画面表示の画像の再撮影により発生する不自然な質感、なりすまし不正時に見られる不自然な肌の色、スマートフォン、タブレット、PCの画面に表示される画像に見られる枠などの構成、3Dマスクやプリント写真、画面等を使った 不正時に生じる歪みなどを検知してなりすましであるかどうかを見分けます。

見分けた結果、なりすましの場合はなりすましである旨が表示され、認証はなされません。